クリス「能力が使えない分こっちが不利ね・・・・」
ブレイズ「手加減なんてしませんよ!!アイス・バレット!!」
その言葉とともにブレイズの両手から氷の礫が降り注いだ!!
ドカッ!!(クリスの肩に氷の礫が当たる)
クリス「うっ!!」
ブレイズ「勝負ありましたね・・」
クリス「くそ・・・」
ブレイズ「じゃあ僕も本来の任務に戻るとしましょう」
クリス「任務・・?」
ブレイズ「僕の任務はあの魔力の結晶の奪還。少し邪魔が入ったけど任務は遂行できる。」
クリス「何であんなものを・・・」
ブレイズ「知るか。僕はこれを取って来いといわれただけだ。」
ゴトン(魔力の結晶を台から外す)
ブレイズ「じゃあ帰るとしようか・・・ん?」
クリス「・・・何?どんどん気温が下がってきてる・・・」
兵士「・・・クリス殿・・・」
クリス「生きてたの!?」
兵士「いえ・・ここに来たのが遅れただけなんですけど・・・」
ブレイズ「何が起こっているんだ・・?」
兵士「住人に聞き込みをしていたらここにある魔力の結晶は冷気を封じ込めていたそうなんです。」
クリス「それって・・・」
兵士「魔力の結晶が外されたら世界中が氷河期に入るほどの冷気が吹き出すと・・・」
ブレイズ「何だと!?」
クリス「やっぱりそれは渡せない・・・返してもらうわ!!」
ブレイズ「断る!これは任務なんだ!!」
クリス「いいかげんにしなさい!!」
ドカッ!!!(殴る)
ブレイズ「がっ・・・!!」
クリス「これは元に戻すわ。」
ブレイズ「させるか・・・!」
???「もう止めておけ。」
クリス「誰・・?」
兵士「新手でしょうか・・」
そのとき、何も無い空間に切り裂かれたような傷が走り、中から人が出てきた。
クリス「貴方は・・ジャック!?」
ジャック「ここは引け。」
ブレイズ「ですが・・」
ジャック「これは命令だぞ?」
ブレイズ「・・・分かりました。」
そういうと二人はまた空間の裂け目に入り、その姿が見えなくなると同時に空間の裂け目も消えた。
クリス「・・・とりあえずこれを戻しておきましょう。」
クリスがもとあった台に魔力の結晶を置きなおすと急激に下がっていた気温が元に戻っていった・・・
兵士「とりあえず任務完了ですね・・・」
クリス「そうね・・正男達の家に一時撤退としましょう。」

音楽提供 般若sMIDIの里




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