ウィザード「やはり前回とそう変わっていないじゃないか!!」
正男「甘い!!!」
ドカッ!!(踏む)
ウィザード「グ・・・ッ!!」
フィア「両親の敵。死になさい。」
だがフィアは短剣を投げることはできなかった。
フィア「うっ!これは・・・」
そういうとフィアは突然苦しみだし、フィアの体から金色の光があふれてきた。
正男「な、何が起こってるんだ?」
その次の瞬間、正男とフィアは見覚えの無い丘にいた。
正男「ここは・・?」
フィア「おそらく、兄の記憶の中でしょうね。」
正男「何だウィザードの記憶の中か。って記憶の中!!?
フィア「私の能力です。他人の記憶の中が見えたりとか、いろいろと不思議なことが起こるんです」
正男「それはともかく、あそこに誰かいるね。」
正男の言葉通り、丘の上には何人かの子供がいた。
正男「何やってるんだ?」
フィア「ここは記憶の中。話し掛けても意味がありませんよ。」
正男「それもそうだ。というかこいつら、誰かをいじめてないか?」
確かに子供達は丘の下にいる子供に向かって石を投げたりしていた。
少年A「やーい!弱虫!」
少年B「悔しかったらここまで来てみろ!!」
少年c「俺たちに石を投げ返してみろよ!!」
正男「これはひどい。」
フィア「・・・・・」
正男「というかそもそもウィザードは?」
フィア「あそこでいじめられてるのが兄です。」
正男「なんだやっぱりそうか。って、いじめられてる方!!?
フィア「昔の兄は病弱でした・・体も弱く、よくいじめられていたみたいです。」
正男「今は面影すら残っていないな。」
ウィザード「う・・・僕に力があれば・・見返してやれるのに・・・」
正男「力を求めているのは昔から変わってないな。」
フィア「もうそろそろ戻りましょう。」
正男「あ、うん。」
そういった直後、正男尾は元の工場にいた。だがほとんど時間は進んでないようで、
記憶に入る前と何ら状況は変わってなかった。」
正男「ふう。やっぱり昔の面影をとどめてないな。」
ウィザード「この肉体め・・・まあいい。もうすぐ解き放たれる。」
正男「?」
ウィザード「今回は引くよ。また会おうじゃないか!!」
フィア「逃がすか・・!!」
だがフィアが切りかかる前にウィザードは闇の中に姿を消した。
フィア「くそ・・!!」
正男「肉体から解き放たれるって・・・いったい何のことだ・・?」
フィア「まあいいわ。この先の工場からはまだ兄の気配がする。まだいるはずよ。」
正男「・・ああ。行くとしよう。」

そのころクリス達は・・

兵士A「ガクガクガク(((((゚д゚;)))))ブルブルブル」
クリス「寒すぎる・・・・」
兵士B「さすが平均気温ー50度を誇るだけはありますね・・・」
クリス「・・本当に寒いわ。この寒さじゃ水は出せないし・・能力なしで行くしかないよね・・・」
兵士A「ブルブルブルブル(((((゚д゚;)))))ガタガタガタガタ」
クリス「いつまでやってるの。行くわよ。」

音楽提供 RPG2003から引っ張ってきたので表記不能




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